【中学生の口の中】
歯科衛生士 ミッキーです。
「男の子は難しくて しゃべらないから何考えているのかわからなくて困る・・・」
という話を保護者の方からよく聞きます。
診療室でも小学校まではよく話してくれた子も中学生になりミッキーが話かけても「うん」と言うだけで話が続かない・・・そんな事は男の子のあるあるです。
中学生のもう一つのあるあるは、「顔も洗わず、歯も磨かず学校に行くので困る」という保護者のお悩みです。
ミッキーが「何で顔洗わないの? 歯も磨かないの?」
と聞くと、「めんどくさいから」という答えがよくかえってきます。
でも大丈夫です。
異性を意識する、社会を意識する年齢になると顔も洗うし、歯磨きもします。
保育園からずっと定期的にお口のケアに来院してくれている、中学生の男の子R君の話です。
R君も中学生になり、あまり話をしなくなりました。
そしてお口の中は小学生の時よりもばい菌がいっぱいです。
通常歯科医院ではそこでブラッシング指導をすると思いますが、ミッキーはあえてブラッシング指導はしません。思春期は人からああやれ こうやれと言われるのが今どきの言い方をするなら「うざい」となり解決になりません。
それよりも
「歯磨きめんどくさいよね。ミッキーのところに来てくれればミッキーが機械で歯磨きするからいいよ」
と話します。そして最後にその子に刺さえる独り言を付け加えます。
R君には「このままばい菌が増え続けると口臭がして大変なことになっちゃうな」とボソッと独り言を付け加えました。
R君 3ケ月後に来院しました。
さてR君の口の中はどうなっているか・・・
あらら すごく綺麗になっています。
ブラッシング指導していないのに綺麗です。
歯磨きの方法を知らないから磨けていない・・・というわけではないのです。
なぜ 歯磨きをしないといけないのかを理解することが大事です。
大事なのは本人の内側から出てくる「やりたい やろう」をどう引き出すのか!
これは勉強も歯磨きもみーんな同じだとミッキーは思います。