マイ辞書 マイ取説
歯科衛生士のミッキーです。
ミッキーは乳幼児の自費予防メニューを行うことが多いです。
赤ちゃんからずっと3ケ月に一度会っている子どもたちが多いのですが
子どもたちは3ケ月で心体が成長します。
小学校高学年になると言葉遣い 言葉の選び方がかなり大人っぽくなります。
Aちゃんは自分で物語を作り来院時、ミッキーに聞かせてくれる女の子です。
もともと文学的な表現をするAちゃんです。
そのAちゃんがこんなことを話してくれました。
Aちゃん
「私ね、私のマイ辞書とマイ取説があるんだけど、それが結構面倒なんだよね」
ミッキー
「マイ辞書? マイ取説?なあに?」
Aちゃん
「私自身のことが書いてある辞書で、その私のことをどう扱うかというのがマイ取説なんだよね」
ミッキー
「マイ辞書になんて書いてあるの?」
Aちゃん
「例えばだけどマイ辞書には寂しがり屋って書いてあり、マイ取説にはやさしい言葉をかけるって書いてあるんだよ」
Aちゃんは友だちがなかなかできないタイプです。
以前、学校に心からの友達がいない話をしてくれました。
「マイ辞書・マイ取説」なかなかおもしろい書籍になりそうな言葉ですが
自分をもっと理解してほしいという気持ちが伝わってきました。
保護者の皆さんは体の成長は気づきやすいですが、心の成長にはなかなか気づかないようです。
時間が限られている診療時間ですが、子どもたちの心も受け止め「聞く」でなく「聴く」を意識して口を通じ子どもたちとこれからも向き合いたいです。