愛・所属の欲求
こんにちは!
歯科衛生士ミッキーです☆
先日 歯科医療従事者向けの選択理論心理学の勉強会に参加させていただきました。
選択理論心理学において「5つの欲求」を満たすという考え方があります。
その1つの欲求に「愛・所属の欲求」というものがあります。
勉強会の学びとして、小児患者対応としてその小児の欲求がなんなのか?
またモチベーションとは内側から湧き出てくるもので、
内側からの湧き出るものに対して、障害となるものを自ら取り除く
ためのお手伝いをしてさしあげることとという事でした。
そして一番大事にする事は「愛・所属の欲求」を満たす
という事です。
つまり「信頼」です。
これは0歳児でも1歳児でも 10歳でも 年齢に関係なく
診療室でミッキーが大事にしている事です。
このところ前任者から小児患者を引き継ぐシーンが多いのですが、
勉強会で学んだ事を実践するチャンスがやってきました。
もうすぐ4歳になる男の子です。
まだ一人で診療台には座れません。
ミッキーが感じたのは、「一人で座りたいけど…」でもできない!!
この「けど…」が障害です。障害となるものは何だろう?
を見つける時間にする事にしました。
ミッキーは聞きました。
「○○君 何が嫌なのかな?」
○○君
「ママと座る〜」
ミッキー
「ママと座りたいんだね。じゃー ママに座らせてもらおうよ」…とママが診療台に座らせると
○○君
「一人で座りたかった〜 抑えられるいいい いや~」
ミッキー
「ごめんね。抑えられるのが嫌なんだね。じゃあ 10のうちに
座ってみようー 1 2…3……… すごい!一人で座れたよ!」なんと一人で座れました。
○○君
「くくくくくすり やややだ〜」
途中で気づいたですが〇〇君は吃音がありました。
よし、今日はフッ素塗布をするよりも○○君の話を最後までしっかり
聴こうと決めました。
結果としてミッキーの事を受け入れてくれたのかフッ素塗布もできました。
ママも初めて一人で診療台に座り大喜びでした✨
するとこちらの覚悟が○○君に通じたのか、すっかり仲良くなり
次のお姉ちゃんの診療時間もずっとそばで見ていました。
予防歯科で大事な事はフッ素塗布でしょうか?
もちろんそれも大事です。
しかしもっと もっと大事な事は「予防歯科」というものが
その子にとって「上質の世界」であることだとミッキーは思っています。
まずそのためには「愛・所属の欲求」を満たすことです。
これはフッ素塗布よりも効き目がある予防歯科の方法だと思っています。